おいでよ!

パーティーへ急ごう〜♪

参加して来ました高専カンファレンス5周年記念パーティ
高専カンファレンス5周年、おめでとうございます。

当日までにあれやこれやあって、当日参加できるかどうか不明だった(お金がない!とかじゃないよ)のですが、朝にエイヤッとお家を飛び出して気づいたらFromAtomくんと変態猫と、FabCafe(※Favではない)にいました。
結果として、参加してとても楽しかったですし、たくさんのやる気と元気をもらえるとってもとっても”高専カンファレンス”なパーティだったと思います。

僕が高専カンファレンスに初めて興味を持ったのが011naganoだったのですが、部活のコンクールに向けた練習で忙しくて参加できず、非常に残念だったのを覚えています。
初めてちゃんと参加したのが013salesioで、それはそれはなんともまぁ面白く、そしてやる気がわいてくる、そんなイベントでした。
元来記憶力が乏しく、昨日食べた夕飯ですら思い出せない僕なのですが、この日のことは今も鮮烈に覚えています(なんてったって初体験ですから)。
じゅーんさんの発表は面白かったなーとか、MJさんは尻尾つけて発表してたなぁ、とか。よく覚えてるなぁ、すごい!!

そして034naganoでは実行委員やったりなんかしました。

とにかく高専生のパワーがすごい、というのは実行委員をやって痛感しました。

そのパワーに、熱気に当てられた結果挫けずに研究頑張れたし大学も無事卒業することができたな〜〜〜〜と思っています。


そんな僕の人生を狂わせた(勿論悪い意味でなく)高専カンファレンス
5周年という節目にこうしてパーティが開かれたこと、みんなでお祝いできたこと、想いを共有できたこと、本当に嬉しかったです。素晴らしかったです。何より楽しかったです。

「何より楽しかったよ、の図」




発表者、参加者の皆々様、会場提供のVOYAGE様、そしてなにより企画運営のじゅーんさん、いがいがさん、本当にありがとうございました!!!

もう5年、10年、100年と続いていくことを信じています。楽しみですね。
盛大なパーティができますね。100周年だなんて。
すごく楽しみにしています。


まだまだ運営もやりたいし発表もやりたい。
機会があったらエイヤッとお家飛び出して行こうと思っています!

美味しい唐揚げのはなし

唐揚げのはなし!!!!

さて、僕は唐揚げが好きです。
唐揚げと共に生まれ、唐揚げと共に生き、唐揚げと共に死んでいきたいと常日頃思っています。

そんな折、こくそうさんからこんなPostが!!!

これに反応しない唐揚げクラスタはいませんよね??
みんな、「俺の唐揚げが世界一!!!」って思っているようなカラアゲボンクラどもですもんね。
当然、超反応したけれども、しばらく記事書いていなかったら

と言われてしまったので、そろそろ美味しい唐揚げのはなしをします!!


そんなわけで、唐突ですが(唐突って文字を見るたびに唐揚げ食べたくなるよね)ぼくの唐揚げレシピです。


材料(4人分)

  • 鶏もも肉 : 2.5kg
  • 紹興酒 : 適当
  • お醤油 : たっぷり
  • しょうが : たっぷり
  • 片栗粉 : それなり
  • 小麦粉 : たくさん


これだけです。文字に起こすと、なんだかとってもテキトーみたい。

作り方

  • まずはもも肉を唐揚げサイズに切り刻みます。


大きめのボールに入れるのがいいですね。
大きさは、『唐揚げサイズ』です。自分の理想とする唐揚げのサイズに切り刻むのが最適!
大きめが好きなら大きめ、小さめが好きなら小さめに。

  • 次に生姜をすりおろします


たくさんすりおろしましょう!

  • すりおろした生姜を、搾ります


ギューッと。ギュギューっと、手で。
そうすると写真のように生姜汁がたっくさん出てきますので、こいつをお肉にシューッします。
搾り取られた生姜粕は捨てちゃって構いません。
生姜汁を使ったほうが、生姜の香りが強くなって美味しい!!

量は測ったことないのでわかりません…。
が、結構豪快にいれちゃっても構いません。でも入れ過ぎもダメです。
お肉全体に、こう、まんべんなくかけてやりましょう。

  • お醤油をぶち込みます

醤油はかなり多めで。こんなに入れちゃって大丈夫かな…と不安になるくらいたくさんかけてあげましょう!!!!

  • 揉みます

日頃の恨みやらなにやらを込めて、ぐっちゃぐっちゃ揉みましょう。
それはもうたくさん揉みましょう。
しっかりと味が染みこむように!!

  • 放置

2時間ほど放置します。時間がない場合は、これを飛ばしちゃっても大丈夫です。
放置したほうが味が染みこんで美味しくはなります!!

  • 衣つくるよ

小麦粉と片栗粉を、6:4くらいの割合で混ぜます。
片栗粉が多いとよりカリッカリになりますが、多すぎると衣が硬くなっちゃいます。
6:4をベースに、自分で調整して美味しい衣を作りましょう!!

  • 衣つけるよ!

衣は、お肉ひとつひとつに丁寧に手でつけていきます。
袋にいれてぐっちゃぐっちゃやるよりも、ひとつひとつ手でしっかりとつけたほうが美味しくなります。
この際、衣がついていないところがないようにしっかりとやりましょうー。

  • 揚げるよ!!!

さて、ついに揚げます。
油たっぷりと使ったほうが簡単に挙げられるので、たっぷり使っちゃいましょう。
唐揚げに妥協は許されません。
はじめに唐揚げを6個くらい投入すると、油の温度が下がります。
すこし強火で揚げて、そのあと中火以下に落としてじっくりじっくり揚げましょう。
5分ほど中火で揚げたら、最後に強火にして1、2分揚げて揚げ色をよくしましょう!!!

  • 食べるよ!

完成です。食べます。食べましょう。美味しいです。最高です。


おわり

適当ですみません、だいたいこんな感じです。
最近は、生姜を凍らせてからすりおろすという方法も使ってみたりしています。
また、衣については未だに試行錯誤続ける日々です!!
おいしい唐揚げたっくさん食べましょうねー!!!!!

ではでは〜
唐揚げと共にあらんことを

ついに観てしまったある映画のはなし

先週とても素敵な映画のようななにかを観ました。
通称『恋ナポ』、正式タイトルは『恋するナポリタン 〜世界で一番おいしい愛され方〜』(こいするナポリタン せかいでいちばんおいしいあいされかた)。
2010年公開、ネット上で大変話題となった作品です。


Wikipediaさんによると、この映画の概要は
少し切ないハートフル・ファンタジー・ラブストーリー。テレビディレクターとして活躍する村谷嘉則の初監督作品。主演は『ゴールデンスランバー』『天地人』の相武紗季EXILE眞木大輔、『アウトレイジ』の塚本高史。劇中のヘルシーイタリアンはマドンナのプライベートシェフも勤めたマクロビオティックの西邨マユミが監修し40品以上のオリジナル料理が登場する。ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第3位と好評価されている。


キャッチコピーは「最近、好きって言われましたか?」「『好き』って言われて、初めて自分を好きになれた気がする。」。


こんな感じ。


面白そうですねぇ!


そして、DVDのパッケージ裏に書いてあるストーリー概要は


イタリアンシェフの田中武は幼なじみの佐藤瑠璃の留守録メッセージを聞き、瑠璃に想いを伝えようと彼女の元へ向かう途中、ピアニストの槙原佑樹の事故に巻き込まれて亡くなってしまう。佑樹は一命を取り留めたと思われたが、なぜか彼の体には武の記憶が宿っていた。加害者である佑樹が慣れ親しむ武の料理を作れる事に心許せない瑠璃であったが、彼の行動に次第に心を開いていく。


こんな感じ。


面白そうですねぇ!!!


あまりにも素敵すぎる内容なため、またストーリー概要読んでもまったく意味がわからなかった方たちのため、ここからは完全ネタバレで書いていきます。


  • 登場人物

主な登場人物は3人。


タケシ:主人公でイタリア料理店のオーナーシェフ(?)でとにかく独立してお店をやっている25歳。25歳で独立とか。


相武紗季:タケシの中学のころからの親友。


エグザイルの人:落ちこぼれピアニスト。



  • オープニング

冒頭ではタケシがブツブツ言いながらイタリア料理を作っている。
料理の名前をしゃべっているんだけど、言い慣れていない感が激くて、すでにこの時点で失笑を誘う。すばらしい。

「ブツブツブツブツブツブツ」


相武紗季はタケシと中学の頃からの親友。
タケシの師匠でもあるイタリア料理点のオーナーからプロポーズされ、そのことをタケシに相談しようと電話する。

「うっうー」




ちなみにこれがタケシの師匠で相武紗季の婚約者。明らかにミスキャスト。



タケシは相武紗季の事が好きだった!
そして相武紗季も心の奥底ではタケシのことが好きだったのだ!!
タケシは相武紗季に会うために走りだす。走る。走る。
結構な時間走っているので、そんなに急いでいるならタクシーに乗ったほうがいいんじゃないかと思う。


そのころ、ビルの屋上では何やら怪しい人が何やら怪しい儀式を行なっている。

これがエグザイルの人。たぶん魔術師。


タケシがプロポーズ現場にようやくたどり着くと、もう相武紗季はプロポーズを受けてしまっていた!!
とそこへ、エグザイルの人が落ちてくる。

↑落ちてきています
「あぶない!!」と叫ぶタケシ。
振り向く相武紗季


エグザイルの人を救おうと(?)タケシは走りだす。
ちなみに、落ちてくる映像があってから走り出すまでに約5秒かかっているんだけど、その間はずっと宙に浮いているのだからやはりエグザイルの人は魔術師なんだと思う。


落ちてくる。



落ちてくる人を救おうとしているはずなのにどうみてもただつっ立っているだけ。


そしてタケシとエグザイルの人がぶつかる。


暗転。


たぶんすごい悲劇がおきているんだろうなぁ、身体が癒着しちゃったり大変だもんなぁ。
などと思っていると次の映像はこれである。

いったい何が起こったんだ!?


このあと、この二人の周りに羽が出てくるエフェクトがあり、そこでタイトル。


  • 主人公死亡

1ヶ月後、エグザイルの人が目覚めると、タケシは死んでいた。
「あんたのせいで人が一人死んだのよ!!!」と母親に怒られるも、エグザイルの人は記憶喪失になっていて何も思い出せない。
それにしても1ヶ月間昏睡状態に陥っていた息子が目を覚ましたというのにまったく喜ぶ素振りを見せない母親もすごいと思う。


エグザイルの人、その正体は魔術師ではなく3年間ひきこもりのピアニストだったのだ!!
3年間引き篭っていたのになぜあの日ビルの屋上に居たのか。
その理由は宇宙と繋がれる気がしたから!!!
家に戻って甥と話しているうちに、頭が痛くなったエグザイルの人は倒れてしまう。
目を覚ましたエグザイルの人に向かって甥が放った言葉は
「良かった〜、死んだかと思ったよ!」


救急車呼べよ!!



お礼と称してエグザイルの人は急に料理を作り出す。
なんと、タケシの精神がエグザイルの人に入り込んでしまっていたのだ!!!


毎週墓参りに来ていた相武紗季に姉と2人で謝りに行ったあと、こっそり1人で相武紗季に会いに行って
「おれはあなたに恋をしていた・・・気がするんです!!!!」
と言う。
相武紗季からしてみれば、ずっと好きだった親友を過失とは言え、殺した相手からそんな事を言われるのでたまったものではない。
結局そこでは相武紗季に逃げられてしまう。当たり前だバカ。

甥と話していたエグザイルの人は「おじさん」と呼ばれるのを嫌がる。
「じゃぁなんて呼べばいいんだよ」
「俺のことはナポリと呼んでくれ」
うん、わかったよナポリ!!
ということでエグザイルの人(中身はタケシ)はナポリになった!!
なんでタケシと呼ばせないんだナポリよ…

このあとエグザイルの人は甥に料理を教え、2人の関係は深くなっていく。


医者によると、エグザイルの人はいつ死んでもおかしくない状態だという。
そこでエグザイルの人は、相武紗季に頼んでタケシのレストランを貸してもらおうとする。
そもそもなんで相武紗季にタケシのレストランの所有権があるのか甚だ疑問であるが、なんだかんだあってエグザイルの人は無事レストランゲット。
タケシの料理の味がするため今までの常連にも認められる。

エグザイルの人は相武紗季に「好きだったんだよぅ」ということを何度も告白する。
そこで相武紗季は「タケシは私にとって都合のいい男だったの!!」というようなことを告白する。ニュアンスは違うけど結局はそういうことを言っているので、なんとも酷い女だ。
最後に「もうタケシは死んだの!私は私を一番愛してくれる人と結婚する!!」と言って
タケシが死んだために先延ばしにしていた結婚をついに(?)決意する。

エグザイルの人は相武紗季の婚約者に結婚式でのシェフをやらせてくれと頼む。
幼少時にタケシは「お前が一番幸せなときにナポリタン作ってやるよ!」と相武紗季と約束していた。


そして結婚式。



料理その1
これは劇場何度も回想シーンとして現れる幼少時のタケシと相武紗季の思い出の料理である。
しかし結婚式にオムライスとは奇妙だ。



料理その2
相武紗季の父親が死んだ時、悲しみを乗り越えるために相武紗季がタケシに作らせた料理だったと思う。



料理その3
料理っていうかチョコ。相武紗季が昔バレンタインでタケシに渡そうとしていた思い出の…
ただのチョコ。



料理その4
おかゆ…と野菜…
相武紗季がタケシに襲ってもらうために薄着をしまくって風邪をひいていて時にタケシに作らせた料理。



料理その5
ナポリタン。
この日のために研究を重ねた集大成らしい。
どっからどうみても普通のナポリタン…

こんな料理ばっかり出てくる珍結婚式なので、出席者も大変だっただろう。



ナポリタンを食べた相武紗季はついにエグザイルの人をタケシとして認識する。
式場を抜け出した相武紗季にはエグザイルの人がタケシに見えた。
タケシの幻覚に向かって「美味しかった」と今まで一度も伝えてなかったらしい(ひどいはなしだ)言葉をタケシに伝える。


その瞬間エグザイルの人倒れ(演技)、タケシの魂はエグザイルの人から抜け出しエグザイルの人はただのエグザイルの人に戻ったと相武紗季に信じこませる。


そして海浜でエグザイルの人は本当に倒れ、死ぬ。


その後、相武紗季は夫婦でナポリへ移り住み、ナポリでのタケシの師匠(たぶん)にタケシ特製オムライスを食べさせる。


タケシのお店は結局エグザイルの人の甥が継いで(なぜ!?)、終わり。



  • ふぅ


恋と料理と難病(?)と、今女性にウケるすべてを詰め込んだ作品。
役者陣もみんな酷い上に、撮り方まで酷い。
しかしだれも何も苦悩せずに自分のことしか考えていないストーリーなので非常にイライラしてくるところを、珍シーンの連続で失笑に変えてくるのは見事である。
ひとりで観るとやるせなさで死にそうになるので、複数人でヤジを飛ばしながら観るのがオススメ。


こんなに素晴らしい映画みたいななにかを観たのは久しぶりだったので、ぜひ観ていただきたい。

高度すぎて理解できなかったAVのはなし

食堂かたつむり』という映画のようなもののはなしです。


小川糸原作の同名の小説(2011年にイタリアでなんかの賞とってます)を、女性監督の富永まいが映画化。


森ガール(森にいそうな女の子ではなく、所謂頭ゆるふわ〜な感じの女の子)ブームに乗っかった作品なんだと思う。


ストーリーは
恋人に家財道具一式を持ち逃げされ、ショックから声を失った倫子は、故郷に帰って食堂「食堂かたつむり」を開く。

食堂かたつむりの客は一日一組で、倫子のつくる料理を食べた客には次々と奇跡が起き、願いが叶う食堂との噂になる。

そんなある日、子どもの時から大嫌いだったおかん・ルリコから癌でルリコの余命が半年であることを聞かされる…。

というもの。

冒頭、主人公の倫子(柴咲コウ)が声が出なくなるまでのストーリーをミュージカル仕立て…で描いているんだけど、頭がおかしくなりそうな色使い、頭がおかしくなりそうな歌、なんだか洗脳されそうなドラッグ映像が垂れ流されて思わずアンハッピーな気分にしてもらえる!


そもそもこの映像のセンスがおかしい。


主人公倫子は母親が不倫して生まれた不倫の子、だから倫子。
大きくなった倫子は嫌な母親がいる生まれ育った村を飛び出しおばあちゃんのもとへ。
倫子は料理が得意なおばあちゃんから糠床のかき混ぜ方を教わり、いつしか自分のお店を持つことを夢見る。


そしておばあちゃん死亡!


夢を実現させるために様々なお店で修行した後、エスニックなお店で恋に落ちて、2人でお店を持つことを夢見る。


しかし恋人にフラれて声が出なくなる。
そんな理由かよ!
その恋人は大泥棒で全財産持ち逃げされちゃいました、っていうことなんだけれども、声が出なくなる理由としてはどうなのよ。
中盤で「あんたはね、不倫相手との間に生まれた子なの。だから倫子っていうのよ!」と、小学生くらいの倫子が母親から聞かされている場面があるが、あきらかに恋人にふられたことよりもショックだろ、こっちのほうが!声出なくなる理由としたらこっちのが妥当だよね。



結局お金が無くて生まれ育った村まで戻ってくる、というところまでが
頭のおかしい映像の中で語られるんだけど、ここまで観るのに相当体力を消耗してうんざりする。

このあともミュージカル仕立てのドラッグ映像が要所要所で挟み込まれるので油断できない。



さてお金が無くなって困った倫子は母親に金くれと頼むけれども、意地悪な母親はお金を貸してくれない。
そこで村に住むおっさんにお金貸してくださいとたのみこむと、今度はあっさりとお金を貸してもらえる。わけが分らない。


村に住むおっさん


当然、お店開くのには相当お金必要だろうし資格も保健所の許可も必要だよね大変だよね、って思うんだけどそこらへんは華麗にスルー。
そもそもこのおっさんはどう見てもお金持ってるような感じはしないんだけど。


更には、お金を貸してくれただけでなく店にするための場所(倫子家の物置)を食堂にするための改装まで手伝ってくれちゃう。
どんだけ良い人なんだよ!!!
と誰もが思う場面なんだけれども、この映画を観ていた数人で頑張って議論した結果、一つの結論に達した。
「このおっさん、倫子を狙っているんだ!!」
酷い解釈である。
でもそうとでも思わなければ理解できないよね?



物置の改装が終わったあとのシーン


もうなんだか"そういう"解釈しかできなくなっているので死にたい。
この次の紙には「お客様第一号です」と書かれている。


"客"…!!


あ、そういう店だったのかここ…!!!


酷い解釈である。


しかしこれを見せられたあとの村のおっさんの笑い方があまりにもゲスいので、そう捉えてもいいんじゃないかな。。。


更に次のシーン、おっさんに食べさせる料理の食材として倫子はザクロを選んでいる。
ザクロといえば禁断の果実とされることもあるし、多産と豊穣の象徴だし、禁断の果実というのは人間の性に関する快楽のメタファーでもある(そもそも倫子と言う名前も劇中では『リンゴ』と発音されているし)。


映画において、食事シーンはSexのメタファーとして描かれることがある、ということも踏まえて考えると


自分の料理を食べさせることで人々を次々と幸せにしていく倫子って…!!


この映画、高度なAVだっ!!!!




それにしても酷い解釈である。





おめかししたおっさん



この食堂の料理を食べると願いがかなうらしい。
このおっさんは料理を食べたあと、急に泣き出す。

どうやら妻と子供が出て行っちゃっていたらしい。そうか、この涙は後悔の涙、後ろめたさからくる涙か。



その直後、出ていっちゃった妻と子供から電話がかかってきておっさんは幸せモード全開。
『この料理には不思議な力がある!!』と力説。


そして食堂は人気が出たのか中学生のカップルやゲイのカップルなどがたくさん来てみんな幸せになっていく…。
ココらへんはどうとでも解釈することが出来るよね←



また、途中で出てくる料理が酷い。

ここまでは美味しそうなんだけど



これが出来上がった状態



これ、○痢便みたいじゃん…。



この食堂1日1組の客しかとらないらしいし、倫子は声が出せないから予約とるのにもわざわざお店まで来なくちゃいけない。
これで儲けなんかでるようには思えないし、いい加減な話だ。


さらに、声がでないという設定にまったく意味が無く、ただ単にしゃべろうとしていないだけにしか見えないし、喋れないからといってこれといった不具合もない。
みんな勝手にべらべら自分の思っていることを喋りだすので、「え、なんで急にそんなこと喋りだしたの?」って違和感を感じてしまう。

また、奇跡をおこす料理だ!!っていうことなんだけれども、どうして料理食べただけでそんな効果があるのかもまったくわからない。
とってもご都合主義なストーリーで観ていて本当にイライラする。
手前味噌、手前勝手。


冒頭で何度も「おばあちゃんの魔法の糠床」が出てくるんだけれども、それがストーリーにまったく絡んでこないしなんで糠床出したのかも理解に苦しむ。
あれだけ意味ありげに出しておきながら糠床は何の意味もなさない。呻かないし、糠床。




食堂やってみんなを幸せにするまでで1時間、そろそろ終わってくれ、と思って作品の時間を確認すると119分なっている。
これ以上どんなサイケな出来事が待っているのか、というとこの後は母親との確執だったりそこら辺の話になっていくんだけれども、この内容がまた酷い。


中盤、倫子の母親ルリコが営んでいるパブで、男どもがルリコに「一発ヤラせろ」と言っていると、ルリコが立ち上がって一言、
「あたしはね、一生処女を通すのよ」
と言う。


( ゚д゚)ポカーン


ここでまた頭のオカシイ、ミュージカルシーンに突入。

あんたはね、処女懐妊なのよ


( ゚д゚)ポカーン



あんたはね、水鉄砲ベイビーなの



( ゚д゚)ポカーン



水鉄砲で精子打ち込んだんだとさ。



( ゚д゚)ポカーン


水鉄砲にたまるくらい精子集めたの!?
どうやってウッたの!?!!???
はぁん!?


ザクロが子供になってルリコのお腹に収まる映像が流れ



子供が!出来ました!!!



これが倫子誕生の真相らしい。
そもそもなんで処女を貫き通すことにしたかというと、高校時代に結婚を約束した先輩が居たから。
その先輩は一緒にバンジージャンプしたところ、縄が切れて川に落ち、行方不明になってしまったかららしい。


まったく、わけが分らないよ!




その後、倫子は母親から自分がガンだと告白される。超展開。
そして母親の担当医は高校時代に結婚を約束した先輩だという。ご都合主義。


後日、先輩が現れルリコと結婚すると言う。

そして母親は結婚式を倫子にプロデュースして欲しいと伝える。多分このへんで母親と倫子は和解。



もういいかげんにして欲しい。





さて、ルリコには娘より大切そうにしていたエルメスっていう名前の豚のペットがいる。

一緒に寝るほどかわいがっている。



が、結婚式が決まったあと、急に「エルメス、食べちゃおうと思って。それが一番いいのよ。」と母親ルリコが言いいだし、エルメスが殺される。

どういうことなの!?



連れ去られるエルメス



肉塊となったエルメス



エルメスは結婚式に料理として振舞われる。


どういう思考しているのか全く理解することができない。
口々に「エルメスに感謝だな」とか言っている、本当に自分勝手で手前味噌で酷いやつらだ。


そしてこの結婚式シーン、今までの登場人物全員が出ている。
一介の客に過ぎなかった中学生とか、嫌がらせをしてきたかつての友達とか、なんでいるの???


そしてドラッグ映像。


あははーん。うふふーん。

うれしそうな豚。なぜ。

ここで多分本格的に母親と和解。
うん、意味がわからない。


場面転換、ルリコ死亡。


おっさんが、今まで出資したお金はすべてルリコのものだったことを告げる!
下衆い解釈してごめんなさい、おっさん。
いやでもさぁ、だったらルリコは本当は倫子の事大切に思ってるんだよ、くらいのこと言えよ!!!
見て見ぬふりするのは一番良くないことだと思います!
知ってたならなぜ言わないんだろうね。


今まで相当意地悪しているし、嫌な奴として描かれているルリコは実は実は、倫子のことを大切に思っていたのだー!!!


ということが長ったらしい映像で説明される。



食堂を再開した倫子、ドアの外になにかぶつかる音がしたので外にでると

今まで幾度と無く画面に出てきていたハトが死んでいた。



そしてハトは料理になった。


この料理を自分で食べた倫子(食うか?普通…)はあまりの美味しさに思わず「おいしい」とつぶやく!



あれ!声出るじゃん!!やったね!はっぴーはっぴーうれぴーね!!!!


これで終幕。




声が出なくてもなんの不自由もないから、声が出た時のカタルシスなんて得られないし、そもそもなんで声が出せるようになったのかなんてまったくわからない。
決して説明不足なワケではなく、もはや考えについていけない。
結局何が言いたかったのかわからないままこの映画は終わる!



っていうかもうこれ映画じゃないよ。酷いよ。


登場人物全員の考え方、行動がまったく理解できないし、ラストのハト食べる展開も僕の頭じゃぁ理解できませんでした。
豚が死ぬ理由、母親との和解、おっさんの行動、考えれば考えるほどイライラしてくる。








ご飯食べて幸せになっていく人たち。
なんで!?どうしてこうなるの??
なんかクスリ入ってんの!?


ほぁ。




そして流れる頭のオカシイ映像たち。
これは高度なAVだ!
そして、さらにこれはもはやサイコホラーだ!!!




ね、ホラーでしょ??


一度観て、この恐怖を味わってみるといいんじゃないかな!




ちなみにこれ、僕の地元で撮影していたらしいです。



怖い!!

2011年”に”観た映画!

2011年もいつのまにか終わってしまって2012年になっているそうです。
が、長野では2011年秋から冬に公開された映画がようやく公開されたりと、まだまだ2011年感が漂っています!!
2012年になってようやく観ることができた2011年の映画、2011年以前に作られたけど、2011年になってから観た映画をとりあえずランキング形式でまとめていきます!!



第1位 息もできない

1位が2011年に公開された映画ではないという…。2009年に公開された韓国映画。これを観るまでは1位は冷たい熱帯魚かキックアスか…とか迷っていたのですが、観終わったあと「これはすごい映画を観た…!」という感が圧倒的でこの結果。本当は全部今年の映画でランキングしたかったけどこの映画観てしまったから、2011年に観た映画ランキングに変更しました。韓国語の細かいニュアンスとかわかるようになりたい!とまで思わせてくれる傑作ですね!!!


第2位 その街のこども<劇場版>

NHKでやっていたドラマの劇場用編集版…だったかな??
阪神・淡路大震災後の今を描いた映画。
3・11以降に観たので思うところ、感じるところがあって、なんだか忘れられない作品。
劇場用編集版とか、今までバカにしていたけれども…これは本当に良作。


第3位 冷たい熱帯魚

邦画とかつまらんのばっかり…と思っていたときに、某ボンクラ先輩から「すげ〜映画を観た!!!とにかくこれを観ろ!!!」と言われたのが『愛のむきだし』で、そのあまりの面白さに打ちのめされて「邦画にも面白いのたっくさんあるぞ」ということをわからせてくれた園子温監督の新作。
でんでん。吹越満神楽坂恵。でんでん。最高です。でんでん。
これ以降、「ボデーを透明にしてやる!!」が(一部のボンクラ共の間で)流行った。


4位 SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー傷だらけのライム

らいむ枠1位。
1より2が面白いのは傑作の証!という俺理論によると、この映画は傑作。
主人公が女性に、そしてニートから社会人になったことでより深みが増した傑作。インディペンデント映画ということで、知名度はあんまり無いけどきっと近所のTSUTAYAにアルはず。観て。


5位 X-MEN:ファーストジェネレーション

ミヒャエル・ファスベンダーマグニートー役)が本当に最高。かっこいい。イイ男。
前作までにはあまり無かったチーム感が最高。
この映画はキューバ危機の頃を描いていて、その頃を知っているおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に観た時に「あの頃は本当にいつ戦争が始まってもおかしくなくて怖かった…」という話を詳しく教えてくれたのでまた別格の面白さがありました。


6位 ブラック・スワン

いっとわずぱーふぇくと……


7位 キックアス

ぱーぱぱぱぱーぱー♪
「With no power comes no responsibility.Except that wasn't true.」
このセリフに全てが詰まっている気がする。


8位 宇宙人ポール

サイモン・ペッグ×ニック・フロスト×グレッグ・モットーラ
ってもう最高じゃないか!!!!!!
したまちコメディ映画祭で、爆笑に包まれる劇場内で観ることができ、別格の映画体験だった!


9位 劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ

あるてぃめっとレイザー!等、曲の使い所がもう最高。
二階堂ふみが最高に可愛いので第1位でもよかったかなぁと思っている。


10位 一命

三池崇史監督の本気!
市川海老蔵は事件です(とってもかっこいいしすごいよ)。
この頃の歴史をしっかりと勉強したいな。。。


11位 イップ・マン序章

うおおおおおカッコいいいいいいいいいいいい!!!!


12位 メアリー&マックス

メアリーかわええええええええ!!
マックス、お前は俺だあああああああ!!!!
もう、はじめから最後まで泣かずには観られない。


13位 ザ・タウン

ベン・アフレックは監督としても俳優としても大好きです。
次作の『アルゴ』もすごく楽しみ!!
そして何より『ザ・スタンド』が本当に楽しみ!!!


14位 ソーシャルネットワーク

トレント・レズナーの音楽がとってもカッコいい!!!
SONY映画だからジェシー・アイゼンバーグVAIO使ってる。出てくるPCはほとんどVAIO


15位 奇妙なサーカス

園子温作品。カーテンの向こう側に行かないと借りられない映画。
初めてカーテンの向こう側に行ってみたら陳列方法がよくわからなくて結局探せなかった映画。
すっごく面白かったよ!!!


16位 小悪魔はなぜモテる?!

原題:Easy A
おいふざけるんじゃないぞ邦題!!!
本当にこの邦題つけた人は映画観てないよね。バカだよね。
邦題からは想像もできないほどに本当にとっても良い映画です。エマ・ストーンの魅力が爆発している。最高。
日本ではなぜかDVDスルーな上に邦題が酷いというこの仕打ち…。


17位 英国王のスピーチ

あれ、ヘレナ・ボナム=カーターってこんなに美人だったっけ!!


18位 トゥルー・グリット

コーエン兄弟最新作。個人的に西部劇ブームな今、この映画は最高にハマりました!


19位 スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

どうしても観たくて東京まで観に行った映画。その価値はありました。
マイケル・セラの童貞感が最高。


20位 ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル

ブラッド・バードはさすが!!!
オープニングだけで満足できた型映画第1位。
ミッション・インポッシブル1はそれなりに好きだけど、黒幕があの人だった時点で、スパイ大作戦の映画化としては大失敗作。
イーサン・ハントをヒーローにするために、続編映画を作るために仕方なかったのかもしれないけど許されない作品。
だけど、このゴーストプロトコルはもうミッションインポッシブルの映画化として大成功。
イーサン・ハントがスーパーヒーローなすごいやつ、からただの人間として描いていた時点で今までの作品と大いに異なる。
そしてやっぱりサイモン・ペッグが最高。


21位 エクステ

栗山千明様が本当に可愛い。綺麗、じゃなくて可愛い。
最高。


22位 アンストッパブル

頭すっからかんにして観られてそれでいて作りが意外としっかりしている、とてもイイ映画。


23位 インフェルノ〜蹂躙

カナザワ映画祭で観た映画。狂気が良い感じです。
一人暮らしが怖くなる!!


24位 ヒア・アフター

とっても穏やかなロマンス映画。


25位 イップ・マン葉問

サモ・ハン!!サモ・ハン・キンポー!!!サモ・ハン!!!



26位 タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密

あの長回しは必見。あれを観るためだけに1800円払うの、全然OK!!!な作品。
オープニングで満足できた型映画第2位。


27位 塔の上のラプンツェル

帰ってきたディズニー映画!
最後はちょっとまぁ…アレだけれども、ファミリー映画だから仕方ないよね。
とにかくラプンツェル超可愛い!!!!


28位 クールワールド

カナザワ映画祭で観た映画。
少年期の馬鹿さ、愚かさがすごくよく出ている映画でした。
面白い。


29位 SUPER8

エル・ファニングがかわいすぎる!!!!!!!!!!!
脚本がちょっとおざなりだったりするけれど、雰囲気とかすっごく好き。


30位 マイティ・ソー

3時間かけて上田まで自転車で行って観た映画。
期待していた分少しがっかりしたけれども、まぁ楽しい映画ですよ。
ホークアイが、あれだけ意味ありげに出てきてこの作品の中で紹介しきれていないのがちょっとなぁ。
アヴェンジャーズへの布石なのはわかるけど、だったらもう少し出てきても…。


31位 エンジェルウォーズ

サッカーパンチだよちくしょおおおおおおおおお!!!!!!!
嫌いな人は大っキライなんだろうけど、僕は大好きですこの映画。
ザック・スナイダーはやっぱりバカだ。


32位 スプライス

ヴィンチェンゾ・ナタリの新作。
あのシーンは背徳感がすごい。クリーチャーのキモかわいさも必見。
SFホラーとして最近では相当良い出来なんじゃないかな。


33位 ウソツキは結婚の始まり

したまちコメディ映画祭で観たアメリカンコメディ映画。
ブコメディ??なのかな。
日本では絶対にヒットしないアダム・サンドラー主演。
とっても楽しかったしキュンキュンしたし最高じゃないですか型映画。
観るべき観るべき!!


34位 カーズ2

PIXAR最新作。
ちょっと脚本が〜な部分はあるけれども、十分楽しめました。
とにかく映像が綺麗だし、3Dも良かったです。


35位 ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>

したまちコメディ映画祭で観たアメリカンコメディ映画。
超下品!!!!下ネタ満載!楽しい!!!
男どもがかわいそうすぎる映画。


36位 映画 けいおん!

観てしまった…。
なんかあんまりロンドンに行った意味無かったな〜、とかエピソードが散財しちゃっててあまりうまくまとまっているとは言えなくないかな〜、とかいろいろあるけれども、まぁゆる〜く楽しめました。
ちなみに僕はムギちゃんが好きです。


37位 RED/レッド

楽しかったよ!!おじいちゃんたち!!


38位 劇場版 マクロスF 恋離飛翼サヨナラノツバサ

前作、イツワリノウタヒメは微妙だったけれどもこれは面白かった!!!
バトルシーン+歌ってすごく良いよね。アガるよね。
オープンランカ!


39位 ガリバー旅行記

たまにはこういうおバカ映画も良いじゃない。


40位 生きたまま喰え!

カナザワ映画祭枠。
動物ドキュメンタリー。題名はすごく面白そう。


41位 アンディ・ウォーホルのBAD
これもカナザワ枠。

ちょっと洒落てみせるけど洒落きれてないようなそんな感じの作品。
おならのシーンでは大爆笑してしまった。わけがわからない。


42位 パイレーツオブカリビアン/生命の泉

ちょうど東京に行ったときにIMAXシアターでやってたのがこれしかなかったから観た映画。
2、3よりは確実に面白いけれども1よりはかなり劣る。


43位 コクリコ坂から

なんていうか、脚本が不親切だよね。
あと最後のほうがグダグダしていたのが気に入らないです。
そこを除けば結構面白い映画なんじゃないでしょうか。


44位 ラビットホラー3D

清水崇が嫌いになった映画。
ところどころ好きなシーン、印象的なシーン、怖いシーンはしっかりあるんだけれども、最後で本当に台無しにしてくれる。
期待していただけに残念。。。


45位 アジャストメント

あの、手帳のデザインとかはすっごく好き。
あとは…まぁ。


46位 GANTZ

思っていたよりは楽しめた。頑張ってるよね!


47位 G.I.ジョー

酷い。観なくて良い。


48位 エアベンダー

最低。一度は観るべき。


49位 アマルフィ 女神の報酬

オダルフィ。最低。エアベンダーとこっちとどっちが酷いかなぁ〜。


50位 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

最低の更に下があった!!
なんか4作目が作られるみたいなので(ある意味)期待。





カナザワ映画祭で観た映画、どうしてもランキングに入れたい思い入れのある映画等数本を除けばほとんどが2011年公開の映画のはず。
1〜10位はどれが1位でも良いよ!!ってくらいいい映画ばっかりです。去年は本当にいい映画が多かったですねぇ。
去年はどうしようもなくつまらない映画をあまり観なかったので、今年はたくさんクダラナイ映画を観るようにしたいなぁ。
今年からTSUTAYA LOGを使うようにしたので、レンタルした映画履歴が全部見られるようになるはず!!
なので今年末には、ちゃんと今年観た映画総括をしたいなぁ〜と思ってます。
TSUTAYA LOG便利!

今年もたくさん観に行きましょう〜。

でんでんでんでっででーんでっででーん♪

前のの・・・続き.


1955年に,ジャズが映画音楽として初めてつかわれたわけです.
それからジャズやポップスといった既存曲が映画に使われるようになったわけです!
おかげで,シンフォニックスコアはだんだん廃れていっちゃいます.
「ウェストサイド物語」や「サウンドオブミュージック」以降,ミュージカル映画も作られなくなります.

映画音楽ではヘンリー・マンシーニが出現して,売れます.すごく.
ムーンリバー」とか「ピーター・ガンのテーマ」,「酒バラ」等を作曲したひとです.今ではジャズのスタンダードとなってる曲も少なくないですね(これらの曲はジャズとして作られた訳じゃない).

この後,アメリカンニューシネマの時代がやってきます.
これらの映画に使われた音楽は,サイモン&ガーファンクルの「卒業」に代表されるように,既存曲やポップスを使ったものがほとんどでした.

ジャズ,ポップス,ラグタイム,そしてロックといった音楽が映画音楽としてたっくさん使われるようになります.


しかし,そんななかでもシンフォニックスコアを書いて人気を博す大物が出てくるわけですね.
ジェリー・ゴールドスミスジョン・ウィリアムズです.

彼らのお陰で,シンフォニックスコアもなんとか頑張ります.
しかしこのころ,まだ映画音楽ではポップスやロックが多かったのです.


しかし,1977年あの映画が公開され,シンフォニックスコアは完全復活を遂げます.

1977年といえば!!「スターウォーズ」!!!
みんな大好きスターウォーズ,そしてみんな大好きスターウォーズメインテーマのあの曲!!
映像のインパクトもさることながら,音楽のインパクトもものすごいものだったようです.
フルオーケストラによる,無調性音楽が映画音楽としてのシンフォニックスコアを見直させることになったのです.

その後,シンセサイザとオケを使ったかっこいい音楽が使われたり,ロックやポップスも使われたりと,映画音楽は柔軟に,どんどん進化していってます!





そんな,現在の映画音楽があるのはスターウォーズのおかげなんだよ!!
ジョン・ウィリアムズすっごいんだよ!!


って事を書きたかったがためにこれだけ費やしました.バカです.
(記事の題名はもちろんインペリアルマーチ)

えいがおんがく!

朝方,映画音楽ってこんな感じの歴史なんだよ〜ってことをつぶやいてたら,Atomくんから

って言われたのでまとめてみる!


KICK ASSの時に書いたけど音楽って素晴らしいよねやばいよね!
特に映画では本当に音楽がかかせないです.



当然,昔の映画はサイレント.
あんまり観たことないけど,役者が演じて,画面にセリフが表示されて…みたいな感じですよね.
セリフを録音することなんて無理だったので,当然音楽も録音されていません.無音です.サイレントです.
いやでもセリフがなくても音楽はあったんですよね.
しかも豪華(?)な生演奏.
映画にあわせて,劇場で生演奏が披露されていたらしいです.
劇場によってピアノ1台だったり,オケピでオーケストラが演奏したり.
映画特有の曲,というのは無くて既存のクラシック曲(ベートーヴェンだったりチャイコだったり)が使われていました.
サイレント映画では音楽がないとマヌケ!と思われていたので劇場では頑張って演奏されていたようです.


Wikipediaさんによると,映画に初めて特有の音楽(オリジナルスコア)がつけられたのは1908年.その映画は『ギーズ公の暗殺』!!(知らない)
作曲家はなんとサン=サーンス!!!(巨匠)
アレですね,アレとかアレとか作曲してる人です.すごいです.(動物の謝肉祭とか)
そんなわけでオリジナルスコアの時代がやってくるわけです.


オリジナルスコアな時代がやってきてからがサイレント映画の繁榮紀で,ちょうど第一次世界大戦が終わったあたり.
ヨーロッパで質の高い映画音楽が生まれたようです(よく知らない).エリック・サティとか,ショスタコーヴィチあたりの人が作曲してます.すごい!!
このころはアメリカでは全然いい音楽は無かったみたい.


そんなサイレントな時代から,トーキー映画の時代になります.
雨に唄えば」なんかを観ればその移り変わりがなんとなくわかったりします.
トーキーになった!!
ということは音を録音できるわけです.音が出るわけです.まさに革命です.
(初めの頃は台詞をいれることはなく,音だけをレコードに録音して劇場で同時に流す,というようなことをやっていたみたいです.)

そこで音をふんだんに使ったミュージカル映画がたっくさん作られました.
でも,ミュージカル映画はほとんどが既存曲を使ったもので,オリジナルスコアはあまりなかったみたいです.


そして世界恐慌がやってきます.
映画製作本数は激減.
ドイツではナチスによるユダヤ人迫害が始まります.
多くのユダヤ人がアメリカへ亡命してくることになったのです.
そんなわけでアメリカに多くの芸術家がやってきて,アメリカ映画の新たな歴史をつくっていくことに.

やっと景気もよくなってくると映画の製作本数も増えました.
明るいスイング・ジャズ,ビッグバンドが大人気なこの時代.
映画にもそんな音楽が多く使われるようになります.
また,ミュージカル映画も復活するわけです.

この時代(1930年代〜),ハリウッドでは映画がばんばん作られるようになります.黄金時代ですね.
ヒッチコックやフレミングといった監督が活躍しはじめました.
それにともなって映画音楽もここで新たな時代に突入するわけです.

いままでの映画音楽は,既存曲を使ったミュージカル,または映画にあわせて流れているだけの音楽だったわけですが,この頃からアンダースコアが使われ始めます.
アンダースコアとは,台詞に被せながら流す音楽で,場面を盛り上げるのに効果的だったりするアレです.
いまでは当たり前に使われているこの手法がようやく使われるようになりました.
大編成の管弦楽団を用いた音楽が使われるようになってきました.
他にもジャズやラテン調の音楽なども映画音楽として作られています.

ここでようやくシンフォニック・スコア,所謂映画音楽が出来上がったのです!!

そして,第二次世界大戦が起こります.
この戦争で,アメリカ的な音楽がつくられるようになります.
いままでの音楽はどちらかというとヨーロッパでの音楽の流れを汲んだもので,ロマン派なものが多かったですがこのころから新しい音楽が作られ始めました.
このころの作曲家といえば,みんな大好きアーロン・コープランド!!
エルサロンメヒコ(めちゃくちゃかっこいい)やアパラチアンスプリング等を作曲した人ですね.
彼の影響でアメリカ独自の響きをもった音楽が作られ始めます.
もちろん映画音楽も同様に,ロマン派から脱してさまざまな音楽がつくられるようになりました.

この後,ミュージカル映画の黄金時代がやってきます.
バーンスタインガーシュウィンが大活躍しますね.このころの音楽は吹奏楽やってる人ならみんな大好き!な感じです.

また,映画の主題歌もこのころからつくられるようになり,それらがヒットを飛ばすようになっていきます.
そのお陰で,アンダースコアはあまり金をかけられず,主題歌ばっかり力をいれるようになってきます.

その後,映画業界にとっての暗黒時代がやってきます.
独占禁止法により,映画業界が違法だー!!ってことになったり.
テレビの出現によりだんだん儲からなくなってきたり.
そのおかげで所謂B級映画ばかりが作られるようになります.
当然,音楽に金はあまりかけず,主題歌ばかりが力の入った物になってくるわけです.

一方で,テレビに対抗するために大掛かりな巨編映画も作られます.
このような映画では,画に負けないように音楽もシンフォニックな力強いものが作られていました.

しかしこの後,映画音楽はまた別の時代に突入することになるのです...




とことで,案の定まとまらなかったので続きます続きます.